恩田陸『蜜蜂と遠雷』(2021.4.2 視聴)
別記事にまとめた。小説、映画共に良かった。映画を見たのが4月だったのでこちらに。
鬼頭莫宏『なるたる』(2021.4.17 読了)
『ぼくらの』の作者である鬼頭さんの作品。不条理展開やグロ描写などが多く、その道では根強い人気を誇るようだ。ミミズジュースと試験管のシーンは有名らしい。個人的にはそれに対する復讐のシーンがスカッとした。
線の細い絵柄は儚い印象を受け、そんなキャラクターが大変な目に遭っていくのはなかなかにハートブレイキング。選民思想や、世界と自分のどちらを変えるべきか、などなど根深いテーマを扱っていて読み応えもあった。竜や蛇をモチーフにしており、西洋思想や聖書もベースにあるようである。
コマ割りや時間の切り取り方が巧みで、ある意味で漫画漫画していない気もした。漫画的な誇張が少なく、無機質かつフラットに場面が転換していく。台詞に関しても、声に詰まる感じだったり、返事になっていないような返事だったり、リアルに寄せた作りになっていたように思う。
Re:ステージ!ワンマンLIVE!!~Chain of Dream~ トロワアンジュ公演(2021.4.18 参加)
久々に参加したライブイベント。トロワアンジュはリステの中でダントツで好きなユニットなので、ユニットの単独ライブがあるというのは非常に有難い。キャラデザに引っ張られているだけかもしれないが、あの頃のエロゲソング的な雰囲気があってオタクの柔らかい所に突き刺さる。
『エンゼルランプ』が特にフックになった楽曲だったので聴けて良かった。二回披露されたが、正直なところ個人的には一回で良かった気もする。一回目の感動が変に上書きされたような気がしてしまった。19年のライブで披露されなかったということもあったので、その采配も良く分かるのだが。
かなちーくず
にじさんじのゲーム配信勢。Apexの大会に参加するために結成されたトリオで、掛け合いが面白い。切り抜きを見まくってしまった。
これの影響もあってApexを始めたが、時間が幾らあっても足りないような気がしてきたのでアンインストールを検討中である。こうやって時間を食うものを避けていくと、結局面白いことが無くなっていくのかもしれないが。
図解 聖書 [世界史徹底マスター] (2021.4.28 読了)
Kindle Unlimited対象だったので軽率に読んだが良書だった。この手の本は他にもいくつかあったが、一番レイアウトや構成がわかりやすかったと思う。 断片的にしか知らなかった知識が体系的に纏められていて、一本の線に繋がったような気がする。エヴァは顕著だけど、やっぱり聖書をベースにした作品というのは多いんだなと改めて思った。
飛び立つ君の背を見上げる (響け! ユーフォニアムシリーズ) (2021.4.29 読了)
別記事作成済み。中川夏妃という人間臭いキャラクターの魅力が詰まった、紛う事なき名作の青春小説。