アニメ『負けヒロインが多すぎる!』(2024.7-9月 放送)
『マケイン』こと『負けヒロインが多すぎる!』がかなり良かった。内容に踏み込んでの怪文書記事は個別で書いたのでそちらで。「負けヒロイン」を冠するだけあって、負けの美学がこの作品にはあったと思う。
主題歌がヒロイン毎に用意されていて、小鞠知花の『Feel my soul』が素晴らしかった。YUIの『Feel my soul』がシンプルにいい曲過ぎるというのもあるけど、小鞠に歌わせるという選曲も良い。
作中で主人公の妹が登場するのだが、1-2話あたりで彼女は主人公のイマジナリーシスターなのだろうなと感じていた。明らかに主人公にとって理想的すぎるし、二人きりのシーンしか描かれない。更には、玄関口でのシーンで女性の靴が置かれていなかったのが決め手となって、疑惑は確信へと変わった。しかし後半に進むと、主人公以外とも会話をするシーンが出てきて、どうやら実在するらしい。なんというミスリード!(勝手に深読みしすぎただけ)
アニメ『義妹生活』(2024.7-9月 放送)
登場人物の心情を丁寧に描いた作品で最高だった。他人との新たな共同"生活"のディテールを徹底的に描き出さんとする執拗なまでのこだわり。第1話のラスト、新しい家の電気スイッチにまだ慣れておらず、違うスイッチを間違えて押してしまうという一幕は特に印象的だった。ここで本作のスタンスやアプローチを大まかに掴み、また自分の中での楽しみ方といったものをインストール出来たと思う。
加えて、カメラワークや構図といった映像面での演出が素晴らしい。画面画面に意味合いが持たせてあって、息を呑む静かな緊張感が漂っている。食卓で食事を摂る場面、料理をする場面、通常の作品であればスキップされるような生活のワンシーンこそが、本作においては最大の見どころになっている。極めて実写的とも言えるような演出だった。令和にこういった硬派なアニメがあると嬉しい。
ストーリーは大味の展開こそないが、小スケールの繊細な人間関係をじっくりと描いている。過度な味付けは避けて、素材の良さで勝負していくようなスタンス。他愛のない日常会話の積み重ねで、登場人物たちの関係性が育まれていくリアルな様子を観察出来る。言い換えるなら淡々としており、これだけだとエンタメとしては退屈になってしまう側面もありそうだが、上述した映像技法や画面作りが抜群に良いおかげで全然見ていられる。
本屋バイトの先輩が素敵だった。第5話『レイトショー と ガチなやつ』は彼女の良さも出ていて好きなエピソード。ノベライズ版はまだ未完結ということで、どんな人間ドラマが展開されているのか気になる一方で、続きも映像で見たい気持ちもある。
YSS『Wendsday』(2024.7.29 配信)
YSSの新曲。ダークで重厚なサウンドが多いYSSの中では、かなりアップテンポで光彩感のある聞き心地。配信は7月ながら、9月によく聴いていた。YSSの現地ライブにはまだ行ったことがないが、これをライブで聴けたら楽しいだろうなと思う。
NAGANO ANIERA FESTA 2024 Day1(2024-09-21 (土) 参加)

長野県佐久市にて開催されているアニソンフェス、ナガノアニエラフェスタに2年連続での参加。ライブレボルトがお目当てではあったが、TRUEも登場するということで開場時間から参加した。
ライブレボルトはコンスタントに活動するようになってくれて嬉しい。ユニットのみの参加だったが、ガンガン会場を煽っていて解放感があって楽しかった。その後の岸田教団のステージでもゲスト出演していた。井口裕香さんの『GYOZA』がダークホース的な感じでかなり良かった。サンドリオンの『天体図』も良かった。岸田教団は陽が落ちた最高の時間帯での登場。『HIGH SCHOOL OF THE DEAD』『明星ロケット』など楽しかった。
全然関係ないけど会場の近くにある中華屋のメシがデカ盛りで美味かったので同行者たちと「絶対来年もここに来よう」という感じになった。
ちなみに去年参加した時の記事でこのように書いているが、これも無事実行出来た。
ATF 25th presents BAYCAMP 2024(2024-09-15 (日) 参加)
BAYCAMPに久しぶりの参加。お目当てはトゲナシトゲアリ。BAYCAMPは2015、2016、2017の3回参加したことがあったが、当時から開催場所が変わっていて、今回の開催場所であるちどり公園は初訪問だった。しかし以前も今回も開催地が川崎であることには変わりなく、トゲナシトゲアリ馴染みの地でのパフォーマンスとなった。
トゲナシトゲアリのステージは、2024年の個人的ベストアクトに選ぶほどに素晴らしいものだった。アニメ本編でもBAYCAMPに参加してライブをするシーンがあるのだが、その内容を再現するファンサービスにまず痺れた。音出しのドラムのビートもアニメそのままだったし、ルパの「歪みます♪」も再現してくれて感激だった。
アニメの流れそのままに『空白とカタルシス』から始まり、アニメ本編の楽曲を中心にアニメ前の楽曲も交えて披露してくれて良かった。終盤での『爆ぜて咲く』は盛り上がったし、何より『運命の華』の初披露に立ち会えたのが嬉しかった。前方エリアはかなり密集状態だったようだが、近すぎず遠すぎずの丁度いい場所を確保出来たのもあって、ステージだけでなく会場の盛り上がりが良く見えたし、自分たちも好き放題飛び跳ねて楽しむことが出来た。
時間帯もよくて、セットリストの冒頭で夕暮れ、終盤では陽がほぼ落ちて暗くなってくるという最高のシチュエーションだった。『誰にもなれない私だから』のエモーショナルな旋律と夕暮れの空がマッチしていて、空に抜けていく音が気持ちよかった。記憶に残る美しい光景だった。
BAYCAMPありがとうございました!!
— 夕莉 / トゲナシトゲアリ Gt. (@yuri_togetoge) September 15, 2024
暑かった!!楽しかった!!!
また出られるように頑張ります❤️🔥✨✨#ガルクラ #トゲナシトゲアリ #GirlsBandCry pic.twitter.com/3aQBGHB77T
高橋 敏 『江戸の教育力 (ちくま新書 692)』(2024年09月13日(金) 読了)
江戸時代の暮らしに興味が出て、図書館で借りた本。
江戸時代の学習ネットワークの広がり方や、寺子屋でどんなことを教えていたのか、など興味深い内容が、説得力のあるエビデンスと共に紹介されていて良い本だった。読み書き算段といった文字文化に限らず、礼儀作法などといった非文字文化もまた寺子屋の教えとして組み込まれており、またその考えのベースには論語や儒教があるというのは面白かった。
石黒 浩『人間とロボットの法則 (B&Tブックス)』(2024年09月10日(火) 読了)
読んだけどあまり入ってこなかったかも。ちょっと情報が古かったのと、さっぱりめのコラム集だったので、真新しいことも特に書いていなかった。人間とロボットの境界みたいな話をしている。『人間と機械のあいだ』を読んだことがあり、その内容と似ていた。
映画『アラーニェの虫籠 リファイン版』(2024年09月18日(水) 視聴)
深夜になぜか見てしまった。こわかった。見るんじゃなかった。団地には住みたくない。ただ気持ち悪さとか不穏な感じとか、画面の禍々しさという意味での芸術点は高かった。
ストーリーは結構難解で、一回見てもイマイチわからない部分が多かった。HPでは解説ページがあるが、「一回見ただけじゃそこまで分かんないけどな……」みたいなことがたくさん書いてあって、違う意味でも怖かった。監督はホラーの界隈では結構有名な人みたいで、その人がアニメでホラーをやるということで、そちらの道の人からすると注目作だったようだ。界隈では評価も高いようである。


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