くろろのたのしいディスカバリー(2021年12月)

ARIA The BENEDIZIONE(2021.12.3 視聴)

 

ARIAの劇場版シリーズが遂に完結。2015年の1作目公開から劇場に足を運んでいたので感慨深いものがあった。

反面、この3作目に関しては、感動を誘い過ぎたのか演出過多に感じてしまう部分もあり、自分が好きだったARIAらしさを感じることは残念ながら出来なかった。1作目はショートストーリーが2本という形式だったためTVアニメの延長という形で見られたが、2作目、3作目は準長編ということもあり、少々肩に力の入ったものになってしまっていた気がする。

もちろん良い話だし、TVアニメ本編からの積み重ねも相まってグッとくるところはあるものの、「"何もしない"をする」という言葉が似合うような、ARIAの牧歌的日常の空気感が薄れていたのが残念に感じてしまった。劇場版なのでストーリーに起伏を作らねばならないというのは分かるのだが。

 

 

ババババンビ『馬馬馬馬鹿者祭』(2021.12.14 開催)

 

アイドルグループ・ババババンビが主催した対バンライブ。えのぐが参加していたので配信で視聴した。

えのぐはバーチャルアイドルながらも、リアルアイドルの面々に混じって参加。二次元であれ三次元であれ、同じアイドルであることに変わりはない。言葉にするなら簡単かもしれないが、実際に行動で次元の壁を壊しに行く姿勢には、毎度ながら感服してしまう。終演後の特典会がえのぐだけ実施されなかったのは制約を感じざるを得なかったが、今後どうにか乗り越えてくれるように思う。

 

 

TVアニメ『神之塔 -Tower of God-』(2021.12.24 視聴)

 

年末に、みんなでアニメの予想をするという遊びをやったときに見た。

遊びの解説:参加者全員が内容を知らないアニメを選ぶ。参加者1人1人がそのアニメのうち1話だけを見る。参加者が6人であれば1,3,5,8,10,12話というようにバラバラに担当を割り振る。この時、最終回は割り振らない。各自は割り振られた担当の回以外は見てはいけない。その後、各自が観た回の情報を持ち寄って議論を行い、「このアニメはどういうアニメなのか、最終回はどうなるのか」を予想する。議論の後に答え合わせとして全員で最終回を見る……というもの。

この遊びと、『神之塔』という作品の特殊具合・トンチキ具合の相性が素晴らしく、エンターテイメントとして申し分ないものになった。情報共有の度に全貌が明らかになっていく感覚が面白い。ぜひ友達とやってみてください。

 

 

22/7 5th BIRTHDAY LIVE 2021 〜Colors of Flowers〜(2021.12.26 開催)

 

22/7のキャラクターライブが実現。TIF2021でもバーチャルライブが披露されたものの、キャラクターメインの単独ライブという意味ではこれが初めてのものになるだろうか。

11人揃ってのライブではなかったし、もう少し早く実現していればという気持ちは捨て切れないものの、長らく待ち望んでいたキャラクターライブが見られたのは非常に感慨深かった。

佐藤麗華河野都戸田ジュン、東条悠希の4名については既に声優が22/7を卒業しており、キャラクターの処遇についても気になるところであったが、声優を入れ替えるのではなく、キャラクターもまた22/7を卒業するという方向に進んだのは英断だったように思う。佐藤麗華は長らく宙ぶらりんの状態が続いていたが、進退を明言してくれたのは最低限の真摯さを感じられた。

 

 

enogu one-man Live 2021 Winter -雲外蒼天-(2021.12.29 参加)

 

えのぐの単独ライブがZepp Yokohamaにて開催。VRアイドルであっても大きな会場に立てるということを証明してみせた。昼公演・夜公演とあり、いずれも現地参加。配信が全編無料でYouTubeにアップされているのでおすすめ。

昼公演は最前列に居たけど、バンドメンバーの表情やテンションの推移が見えて良かった。全曲生バンド演奏ということで、楽曲の良さが前面に出た素晴らしいライブだった。『Dreamin' World』のバンドアレンジが良すぎてよだれ垂らしながら見ていた。

新曲3曲が披露されたが、中でも『イレイザー☆ビーム』というアイドル路線の楽曲がかなり気に入った。他にも、えのぐメンバーの飽くなき上昇志向をそのまま歌詞にしたような『フラストレーションガール』、「BRAVER」を手がけたサクマリョウ氏作曲のミディアムバラード『燈し火』など、バラエティに富んだ楽曲が披露された。楽曲の追加ペースが早くて恐ろしい。今後数多くのライブに参戦していくにあたり、持ち曲として多くの引き出しがあることは強みになるだろうなと思う。

昼公演では各メンバーにソロでスポットライトがあたり、各自の得意とするジャンルの楽曲をソロMIXで披露したり、今後の目標を語るといった時間があった。初めて参加した人にも1人1人の個性が伝わっただろうし、明確に次のステップを語る姿には彼女たちの熱さと本気度をまたも突き付けられた気持ちになった。

 

 

森中花咲『下剋上

 

にじさんじ所属のVライバー森中花咲さんのソロアルバム。『此処に咲く花』が泣けるメロディラインと歌詞で名曲だった。

 

 

QU4RTZ『Beautiful Moonlight』

 

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」のユニットの楽曲。渋谷系っぽさに少しファンクが入ってる?ような印象を受ける。MELLOW MELLOWとかのガールズユニットに雰囲気が近い。サウンド、メロディ、ボーカル全部いい。

 

 

イカゲーム(2021.12.30 視聴)

 

年末に暇だったので、NETFLIXに加入して視聴。久保ユリカさんが吹替声優をやっているということで気になっていたというのもある。そのキャラクターは良い味を出していた上に可愛かった。まあ、死ぬんですが……。

イカゲーム自体のシステムというか、全貌が徐々に分かっていくタイミングが一番面白かった。ある意味ではそこがピークで、得体の知れない集団のベールが剥がれたら剥がれたで緊張感が薄れ、少し中弛みを感じたのも事実ではあった。

ミニゲームのところは随所でカイジっぽさを感じる部分もあったが、心理描写とか駆け引きという面での見どころは少なかったかもしれない。

 

 

浅草キッド(2021.12.31 視聴)

 

劇団ひとりが監督して映像化された、ビートたけしの自伝的な作品。年末に暇だったので、NETFLIXに加入して視聴。

柳楽優弥さんの演技は素晴らしかったが、内容は全体的に可もなく不可もなくという感じで盛り上がりに欠けた。大泉洋が演じる師匠の最期がしょうもなくて残念だった。実話ベースなのかもしれないけど、正直カタルシスも何も無かったので、ドラマ映画としては失敗していると思う。

 

 

 

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