『覆面系ノイズ』スペシャルライブに参加した話

覆面系ノイズ 1 (花とゆめコミックス)

覆面系ノイズ 1 (花とゆめコミックス)

 

 

春クールでアニメを放送していた『覆面系ノイズ』のスペシャルライブに参加。2017.9.30に渋谷 WWWXで開催された。原作未読でありアニメしか見ていない手前、少し腰が引けていたが、本当に参加してよかったと思えるライブだった。

主演キャラクターであり作中のバンドのメインボーカルを努めるニノを演じるのが早見沙織さん。いつか生で歌声を聞きたいとずっと思っていた方だったので、この機会を与えてくれた神に感謝したい。思えば早見さんとの出会いは俺がまだ高校生だった頃、ラブプラスのマナカのボイスであり、死ぬほど感慨深いものがある(彼女にしていたのはリンコだったがそれはさて置く)。

男性キャストの出演は無いが、会場は半数近くが若い女性客だった。少女マンガである原作の人気の根強さを感じさせる。ニノが作中で扮しているアリスのコスプレをしている方もちらほらといた。写真撮りたかったけど捕まりたくなかったのでやめた。ライブハウスでのオルスタだったが、女性が多いため遮蔽物が少ない格好になりステージが見やすかったのが良かった。

開演後最初にステージに登場したのは深桜役の高垣彩陽さんで、SILENT BLACK KITTYの楽曲を2曲披露。その次に登場した早見沙織さんは、覆面系ノイズ第1話で俺の度肝を抜いたことで知られるin NO hurry to shout;の『スパイラル』を1曲目で披露。

作中における『スパイラル』は、ニノの感情が昂ぶって制御不能になりながら歌った楽曲であり、狂気や暴走といったコンテクストがふんだんに乗っかっている。これを早見さんはニノが憑依したかの如く歌い上げていた。放送終了から随分日が空いていたはずだがブランクのようなものは感じなかった。

鋭い眼光を携えながら、髪を振り乱してがなり立てるように歌う彼女の姿には本当に圧倒されたし、大げさかもしれないが畏怖の念すら覚えた。その鬼気迫る迫力と、最高のパフォーマンスに立ち会えている興奮と、ずっと会いたかった人に会えた感激とでお気持ちが天皇に即位してしまい涙が出そうだった。殺気というと言葉は悪いが、スイッチが入っていて触れてはならないようなオーラが立ち込めていた。声優の恐ろしさを思い知らされた格好である。

そんな早見さんだが、間奏ではふっと表情を緩めて客席に笑いかけていた。反則である。ドラゴンボールの映画でブロリーが強すぎてトランクス(幼少期)が「反則……だよな……」と言いながら倒れるシーンがあったがまさにそんな感じである。一発レッドで退場である。むしろ俺が代わりに退場する。そんな訳で退場してしまったので『スパイラル』以降のことはわかりません。

後日友達に聞いた話によると、後半は早見さんの刺々しいオーラも薄れて、お茶目に物販情報をお届けしたりもしていたらしい。後半に披露された『ノイズ』ではギターの人と一緒に楽しげにくるくる回っていたようだ。ちなみにギターの人の速弾きがめちゃくちゃ格好良かった。あと静かに聴かせるタイプの『サテライト』で客席がずっとクラップしてたのだけは見過ごせなかったらしいです。あと最後にニノと深桜のコンビでのハイスクールが披露されて最高だったとのことでした。

 

 

 

■参照・関連ページ

 

SPECIAL -TVアニメ『覆面系ノイズ』公式サイト-

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  • メディア: Video Game