ライブレボルトが革命を起こすかもしれない
アイドル声優を起用したいわゆる2.5次元ライブなコンテンツがここ最近は特に熱く、これを無くしてオタクシーンを語ることは出来ないみたいなところにまで来ていると思います。ラブライブやアイドルマスターといった人気コンテンツがムーブを作って、今だとバンドリとかナナシスとかWUGとかその辺りも人気が高い。
そんな2.5次元ライブ戦国時代に殴り込みをかけていく新興勢力は数多く存在している(アプリゲーム発ならマジで大量にある)が、そんな中でも一際異彩を放つ革命児がいる。「ライブレボルト」である。
ライブレボルトとは
(ヤバいくらいに優勝してるキービジュアル)
「ライブに革命を。」ライブレボルトは、漫画、イラスト、楽曲、そしてライブ──様々なコンテンツへの多方向メディアミックスを行うエンターテイメント作品です。
公式HP(https://liverevolt.jp/)より引用
メディアミックスによる多方面展開をしていくという点に関しては、特段珍しい要素は無い。しかしながら「ライブに革命を。」とあるように、ライブへのこだわりが凄まじく、またそのスタンスも特殊で、この部分が他のコンテンツとライブレボルトを大きく差別化する個性であるように思います。このあたりに関してはちょっと後で書きます。
ライブレボルトの舞台は、データ配信が進み、音楽は無料で聴けるのが当たり前になった世界。"生きた"音楽を届ける体感型ライブの人気が高まっており、それに伴ってアーティストが人気の職業となっている。そんな状況下で、ライブアーティスト養成学校に通う女子生徒たちが本作の主人公となっている。
主要キャストは8人で、2人1組のデュオユニットが4つあるようです。
既発表曲2曲は烏屋茶房とヒゲドライバー作曲
ライブレボルトの楽曲で世に出ているのは2曲。いずれもまだフルバージョンは頒布されておらず、90秒verとなっている。
テーマソングとも言うべき「REVOLUTIA」は烏屋茶房氏が作曲。知らなかったけど調べたらアイマスの曲を書いているようでした。
もう1曲は「Daring Soldiers」で、こちらはヒゲドライバー氏が作曲。ナナシスを追ってる身としてはここで反応して手を出したところがあります。ナナシス声優がTwitterでライブレボルトの名前を出していたというのも一つ。女性声優はフォローしたほうがいい。
2曲とも疾走感溢れるアッパーチューンであり、とてもライブ映えしそうである。特に「Daring Soldiers」は振り付けがついたらめちゃくちゃ格好良さそう。
楽曲に関しては後述するフリーペーパー付属のCDに収録されていたほか、音楽配信サイトのmora(下記リンク)でも会員登録をすれば無料でダウンロード出来るようになっているようだ。しかもハイレゾ。
音楽ダウンロード・音楽配信サイト mora ~WALKMAN®公式ミュージックストア~
キャストに関しては正直なところ何も知らないんですが、楽曲を聴く限りだとそれぞれ声に個性があるのと歌唱力も高くて、立ち上げ直後とは思えない安定感がある。みなさん声優の仕事をしているのか、アイドル的な立ち位置の人なのか…この辺りはイベント等に足を運ばないとどうも入ってこなかったりする。
そう、実は自分はライブレボルトのイベント等に参加したことがありません。これを書いている時点でも、これまでに何度かミニライブ的なイベントが行われていたらしいですが…。参加していないのにこんな記事でフィーチャーしている時点でかなりのエアプですが、面白そうなものは面白そうだと言いたいのが性。
ピコピコ2本当にありがとうございました!!!
— 新菜まこ (@niina_mako) 2017年6月16日
終わった後 楽屋で嬉しさ悔しさ安心色んな感情で大号泣してしまいました😢駆けつけてくれたメンバーの顔見た瞬間も大泣きしてしまった😭
写真号泣した後なのでボロボロでごめんなさい(´;ω;`)
初ライブ本当にいい経験になりました!!! pic.twitter.com/7cj0iyKnFA
イエッタイガー歓迎! ライブへのこだわり
ライブレボルトのプロジェクト自体がお披露目となったのはニコニコ超会議の場だったようで、そこでテーマソングCD付きのフリーペーパー(上の写真)(60Pもある)が配布されたらしい。ちなみに自分は先月メルカリで700円くらいで買いました。
世界観やキャラクターの紹介に加え、漫画やイラストもあって非常に充実した内容となっている。しかしながら一番印象的だったのは総監督:瀬島ハルキ氏によるコメントのページ。ワクワクするような野心的なコメントが書いてあります(無料配布してたんだし写真貼ってもいいかなと思ったけど怒られそうなので辞めます)。
例えば、ガンガンノリたいのにライブに行くと必ず混ざっている『バラード』。例えば、熱血風アニメでもどこかに入ってくる『茶番回』。
ライブレボルトでは、そうしたものを取っ払って、濃度100%のものを作っていくと宣言している。熱い。ライブレボルトがヤバそうだと思ったのはそのコメントを読んだからだったりします。
そして、ライブレボルトを語る上で触れなくてはならないのが「イエッタイガー歓迎」という衝撃的なスタンス。5月に行われた制作発表会で、スタッフが公式にイエッタイガーやMIX等の激しいコールを推奨したというのである。
SNS上ではコールやイエッタイガー論争が尽きず、またつい先日にはアニサマでのコール禁止が発表されるなど、周りに配慮した節度ある鑑賞が特に強く求められ始めている(前からそうではあるが)。当然それは必要なことだけど、あまり気にしすぎるとそれはそれで堅苦しいようにも思える。
偶然か必然か、ライブレボルトのコンセプトはそれの真逆を行っている。まさに反乱であり革命である。
高まるために🏠🐯をするのではない高まったから🏠🐯をするのだ。
— 瀬島ハルキ (@SezimaSS) 2017年5月30日
だから僕らは🏠🐯を精一杯叫んでもらえる最高の場所を作るだけなのだ。
哲学かよ。
総監督、 瀬島ハルキ氏によるツイート。感情が高まったときにはどうしたって声が出るし、身体だって躍動する。ジャージャーも推しジャンプもイエッタイガーも目的ではなく手段であるべきである。遠慮がちで中途半端なイエッタイガーは同じ形をした何かであってイエッタイガーではない。(自分はイエッタイガーやったことありません)
手段を奪うことをせず、観客が感情をむき出しに出来るライブをライブレボルトは目指しているように思うし、ライブとは本来そういうものであるようにも感じる。キャストと観客で活気着いた会場で躍動するのと、アニクラDJに合わせて踊るのはまたベクトルも異なる。
繰り返しになるがそれは、意図したか否かにせよ、ここ最近の自粛的ムードに対する真っ向からのカウンターとなっている。ライブレボルトが発となって、アニソンライブシーンに何かしら新しい風が吹くんじゃないかという期待がある。
けが人が出てしまうと色々と大変そうなので、そういうトラブルだけは避けられるよう対策をして欲しい。
7月1日、2日リアニ参戦、8月には0thライブが開催
前述したけど、ここまで書いておいて、実はライブレボルトのライブにもイベントにも一度も行った事がなかったりします。ニコニコチャンネルに入会すると配信等の限定コンテンツも楽しめるようだが、まだそこにも至っていない。
やっぱりライブが主軸であるため、近い日程で行われるライブに参加できればと画策中。7月1日、2日にはリアニという野外アニソンDJなイベントに参戦するらしい。春菜るなやORESAMAの名前もあったので予定が合えば参加したいところ。興味ある人は行こうな。
また、8月19日には0thライブが開催予定。6月24日からチケットの一般発売が開始されるようなので、これも後悔しないうちに取っておきたいところです。
そんな訳で、面白いワクワクするものが出てきたなという話です。軌道に乗らないコンテンツも山ほどある訳で、ライブレボルトもこれからというタイミングではあると思いますが、贔屓して見ていっても良いのかなと思います。
でもまずはとりあえず生で触れるところから。実際に空気を感じれば良くも悪くも印象だって変わるはず。参加して感じるものがあればまた何かしら書きたいと思います。