読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

"「たまゆら~卒業写真~」第4部 朝-あした-"の話

 

 

たまゆらシリーズの劇場版4部作『たまゆら~卒業写真~』が遂に完結。僕が高校生のときに最初のOVAがやってたりしたので、結構なロングラン作品ということになります。公開からだいぶ経ちますが…。

劇場で見たときは本当に訳もわからず泣きまくってしまった。主人公達が高校を卒業して、それぞれの進路に進んでいく。決して真新しい展開がある訳ではなく、予想出来る結末に落ち着くものの、どうしてか涙が止まらなかった。あと鼻水も。感動したかというと、それもよくわからない。キャラクターたちに自分を重ね合わせたとかそういう訳でもないと思う。

親が子供の成長を見守るような心境に近いのかもしれない。4人はそれぞれの進路を見つけて未来に進んでいく訳ですが、それを見て「本当に良かった、おめでとう…」という感じになりました。キャラクターたちがそれぞれ悩んで、不安を抱えていた中、それを乗り越えて自分の道を見つけ出した、その選択と決断の美しさや勇ましさに、嬉しさと同時に、遠くに行ってしまうような寂しさを感じたのかもしれない。書いてたらこれが一番しっくり来る気がしてきた。

特に良かったのは、初詣で朝陽を見るぽってが「変化」に対する不安を感じるシーン。何事も変わっていく、終わりが訪れることを意識して、得体の知れない巨大な不安が彼女に飛来します。しかしそこでぽって部の三人が彼女に笑顔で声をかける。決してそこで誰かが格言めいたことを言うでもなく、それでも彼女の不安は払拭されて未来に対しても前向きになる。四人の関係性が詰まっていて非常に印象的なシーンでした。

『心が動く』というのにも色んな動き方があって、この作品に関しては少しずつ、じわじわと積もり積もった感情が氷解していくようなイメージ。そんなに意識していなかったのにいつの間にか作品のことを大好きになっていて、四人のことが大好きになっていている。涙が自然と溢れてきた理由はその辺りにあるのかなと思いました。

 

公開期間終了後に、『たまゆら朝まつり』ということで新宿ピカデリーでの上映イベントがあったので、こちらにも2回目の視聴を兼ねて参加しました。上映後トークでは内田彩さんがゲスト出演で、5割くらいはこれが参加の理由。内田彩さんがOVAで一度モブキャラを演じていた話や、生声が聞けたのが良かったです。

 

f:id:kuroroblog:20160430193024j:plain

 

特設たまゆらブース。しばらくはこれで行こうと思います。