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Mr.Children 新アルバム『REFLECTION』の話

俺の好きなMr.Childrenの新アルバム、『REFLECTION』の情報が今日解禁となった。前回のアルバムから2年7ヶ月ぶりと、相当待った感はあるけど、その分かなり期待できる匂いがする。

 

基本的な情報についてはこちらのナタリーのページに纏まっているので、俺が書いた文章よりもこっちの方がわかりやすい。

 


Mr.Children、音楽の可能性を追求した全23曲構成のUSBアルバム - 音楽ナタリー

 

 

引用した記事を見ればわかるように、今回の新アルバム『REFLECTION』では、これまでになかったような新しい試みが見られて、なかなか面白いことになっている。箇条書きで書き出すなら以下の3点かな。

 

1. アルバムが2種類存在するという点。

2. 未発表曲の大部分を既に映画(後述)で公開・披露している点。

3. USBアルバムを採用することで、『23曲110分』を実現、従来のCDの規格を壊した点。

 

アルバムが23曲収録の『Naked』と14曲収録の『Drip』の2種類あって、『Naked』の方が高価で完全上位の品となっている。ただ、『Drip』には、未収録9曲をそれぞれ250円で買えるオンラインストアのIDが付属されるとのことで、250×9=2250円と、CD代3500円で6000円以下で全曲揃えることは出来るみたいだな。こう考えると、『CD+DVD+USB+配信』というあらゆる形式を網羅した形態になっていて革命的だ。

『Naked』はブックレットみたいなのが付くとは言っても10000円近くするので、曲だけ聞きたいというのなら『Drip』の方が得ではある。まあ『Naked』を買うんだけど。

曲順に注目すると、「#2 FIGHT CLUB」~「#5 蜘蛛の糸」まではこだわりがあるっぽい。俺としては『斜陽』が絶対に1曲目か2曲目に来るだろうなと睨んでたけど、まさかの3曲目だった。『Melody』は4曲目っぽい曲だなと思ってたら4曲目に配置されている。

ただ正直、『Naked』みたいに23曲もあると、曲順も何も無さそうだなと思ったりもする。聴いてみないとわからないし、「一つのアルバムとして聴いて欲しい」ということなのでおそらく相当に考え込んで配置された曲順なんだろうけどね。

CD2枚組にして1枚ずつ完結させても良かったような気もするけど、それをしなかったのは曲順へのこだわりなのか。それとも新しいことをやりたかったのか。あるいは商業的な大人の理由かもしれない。こうでもしないと誰もCD買わないし。レンタルで聞けるのは『Drip』の14曲だけになると思われるので、未収録の9曲の音源を合法的に聴きたいならCD買えという話になる。さすがMr.Childrenだ。

 

加えて新しいのは、先月公開した同タイトルの映画『REFLECTION』で、未発表曲を中心としたライブ映像を既に公開しているという点。これもなかなか見られないやり方というか、ミスチルだからこそ出来る業というか。映画は1800円だったから『Naked』と合わせたらなかなかいい値段になる。初期のニンテンドーDSとかもう少しで買えちゃうくらいだよ。中高生には厳しい出費だろう。さすがMr.Childrenだ。

 

あとは話が前後してるけど、23曲110分というボリュームが素晴らしい。まあ全曲揃えるには結局CD2枚分のお金が必要なんだけど、まあそこは仕方ない。ここで革命的なのは、「CD80分」という音楽アルバムの常識を覆したという点にある。

AKBの握手券付きCDも、EXILEナントカのも、新しい商法ではあったもののCDというテンプレートは守ってきた。ただMr.Childrenの新しさはあくまでも「音楽作品としての質を高めるため」の新しさであることが評価できる。「曲は多い、でも一つのアルバムとして聴いて欲しい」という目的があって、USBアルバムという手段を使っている。握手券CDを批判する訳ではないけど、あの商法には作品の質や完成度を高めるための要素は一切無い。

目的がちゃんとしているので、もしかしたら似たような手段を取るアーティストが出てくるかもしれない。これまで、泣く泣く収録曲を削ったり、どこか納得のいかない構成でアルバムを出していたアーティストが居たなら、十分あり得る。もしそうなったら本当に革命だと思う。

 

そんな感じで、面白いことをやってくれるなという感じだった。USBアルバム、どんな感じなんだろうか……。USB端子に突っ込んだときに一発で反応してくれるのだろうか……。楽曲に関しては、映画で聴いた「未完」がすごく良かったので早く聴きたい。映画で演奏してない曲も数曲あるので、本当に楽しみだ。

常に新しいものを探してるというか、慢心せず進化していくんだっていう姿勢が最近はひしひしと伝わってきて、これだけのキャリアがあるのに凄まじい勢いを感じる。モンスターバンドとして、牙を仕舞うことなく噛み付いて欲しい。USB形式っていう挑戦も、モンスターバンドだからこそ出来た面はあると思うし。業界レベルで色々変えていってくれると盛り上がる気がする。